切り花栽培でも、趣味栽培でも、ストレリチアに関わる人に突きつけられる永遠の課題です。
「ストレリチアと、どう関わって行くか」
です。これ次第で、その人の方向が定まってしまいます。でも、残念なことに間違った選択をする人が多いようです。
ストレリチアは永年作物です。わたしたち人間が問題にならないほど長生きします。でも、だからといって、一つ、一つの株が完全無欠なのではありません。生物である以上、欠点だらけなのです。それを、そのまま、付き合いを続けてしまう人が余りにも多いことに驚かされます。
切り花栽培の場合(実は趣味でも同じなのですが)一度、植え付けると何十年も、そのまま続けます。これが間違いを生むのです。生物のことですから必ず欠点が生じます。一年草や球根では翌年、変えればよいので大きな問題にはなりませんが、永年作物は、そうはいきません。私から見ればストレリチアは毎年、性能の悪い株を除去し、いつも最高の状態を保つべきなのですが、実は、これが出来ている人を聞いたことがありません。
いくら永年作物とはいえ、長い間には新品種が登場してきますから、一息に切り替えることはできなくても、常時、新品種を少しずつ新陳代謝してゆかなければならないはずなのに、これも聞こえて来ません。
先日、一人のお客さんが訪ねてきました。
「祖父の代に始めたストレアリチアですが、孫の私は切り替えなければならないと思っているのです」
私は嬉しくなりました。やっと望んでいた人物が現れたのです。そこで私は感じました。一人の人物が自分の代で改造するなんて無理、親子でも難しい。ところが祖父と孫くらい離れると出来るらしいのです。ストレリチアも新しい時代を迎えたのを感じます。
その時、いっしょにやってきた高校生の息子さんに話しました。
「あなたのお父さんは、おじいさんの後を現代風に、あなた孫の代は世界のトップレベルを目指すんですよ」と。

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