ストレリチア秘話No.909 ストレリチア 不易と流行

 俳人、芭蕉の言葉を借りますが、ストレリチアに当てはまることが多いからです。これは物事には、いつまでも変わらず続く価値もあれば、次々に変化し、姿を変えてゆくものもあり、どちらがよくて、どちらが悪いというものではない、との解釈を受け止めます。ところが私達は、この両者を平等に受け止めることが難しく、どちらかに偏ることが多いので困るのです。

 ストレリチアは、何時になっても変ること無く、同じ姿を続ける植物ですから、ゆっくり、のんびり、育てることを続ける事が好きな、のんびりした性分の人のほうが会うのではないか、との見方があります。花の色のオレンジや黄色、青紫色は、違いは、ほんのわずかで、普通は気がつきません。花の形もそうです。年々、「歳々、花、相似たり」なのです。

 これでは私のような変化を望む人物には物足らないのですが、変化が多い部分もあるので助かります。それはの色彩です。この赤い色を構成するアントシアニンは後から進化した色らしく、やたら、違う色調が。表われるのです。助色素が加われば尚更です。それに基本となる葉緑体の緑色まで参加します。結果として、苞の色は千差万別、無数の現れ方をします。この本来のストレリチアらしくない柔軟さが私にはたまらないのです。

 だからといって、ストレリチアの頑なな性質が嫌いなわけではありません。「不易」を基本としながらも、「流行」の部分の良さがあることを認めているのです。

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