ストレリチア秘話No.914 花の注目点、焦点、印象点、代表点の変遷

 ストレリチアの花を見たとき、どこに目が行きますか?昔から現在まで、長い間、誰しもがオレンジ色の花弁(実は萼片)に目が吸い寄せられてきました。これは現在でも続いています。苞は付け足しのような扱いで、あまり注目されてきませんでした。

 ところが、これに大きな変化が起きています。注目点が苞に移っているのです。実物を見れば誰でも納得できるのですが、それは優秀花が示す苞の紅色の美しさです。見方によっては花弁よりこちら方が気になるくらいです。未だ、数が少ないので、見ることが出来る人が少ないために一般化していませんが、数多く出回るようになれば、誰でもが引きこまれてしまうことでしょう。花、一本だけで無く、数本まとめたら、その印象は強烈です。

 今までのストレリチアの花に不足していたのは、この部分の弱さで、この不足さが花の印象を弱めていたのです。

 勿論、育種家の私は、現在、苞の改良に力を入れています。後、何年かしたら、ストレリチアの花の印象が大きく変ることになるでしょう。何しろ,今までの花の主役が花弁のオレンジ色や黄色だったのが、苞の紅色が躍り出てくるのです。花のあでやかさでいえば、紅色が強烈なのは決まっています。オレンジや黄色は引き立て役なのです。

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