ストレリチア秘話No.913 気になるストレリチア切り花の現状と将来

 TV番組のスタジオに活けられたストレリチアの切り花をよく見かけます。装飾の効果が高いので使われるのはわかりますが、気になるのは低い品質の切り花が今だに多いことです。近頃の一般の花は改良が進んでレベルが高くなっているのに、この差は心配になるのです。ストレリチアの花の品質は栽培技術ではなく株の遺伝で決まります。ところが、ここ20~30年、切り花栽培では品種の更新が殆ど進んでいません。切り花価格の低迷で改変の意欲に至らないのです。花立ちの悪い古い系統では割に合わなくなっているのですが。そう簡単に止められません。頑丈なストレリチアを掘り上げて処分するには重機でなければならず、経費が嵩むので、つい、ずるずると続けてしまうのです。これが品質の悪い花が残っている原因です。この状態が消えるのに、まだ10年、20年はかかることでしょう

 困っているのは高品質のストレリチアを望む消費者です。花屋さんへ行っても高品質の花はありません。生産者が優秀品種を持っていないので花市場には出て来ないからです。現状では切り花農家に意欲がないので当分、期待出来ないでしょう。やはり、ストレリチアの将来を開くのは趣味の人たちしかいないようです。

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