ストレリチアは開発が遅れた花ですから、まだ解明されていない面が数多くあります。そのために具合の悪いことが発生しても、その原因が分からず、その対策が立てられないことが起きてくるのです。今回は、その一つを取り上げてみたいと思います。
ストレリチアを長い間、栽培していますと、多くの数の中から、偶に子株が発生してくることがあります。普通は株が分かれて殖えてゆくのですが、分かれるのではなく、明らかに新しい子株が発生してくるのです。初めのころは、喜んで株分け、切り取り、バラバラにして、殖えた、殖えたと喜ぶのですが、その後、何年たっても、親株のような元気さ、強健さが見られなく、首を捻る事態が起きてくるのです。子株、すべてが、こうだというわけではありませんが。
遺伝上から見れば、親株となんら変わりが無いと思えるのですが、栽培に手を尽くしても効果がないところをみると、遺伝の一部に異変が生じたのではないかとさえ思えてくるです。果樹で、よく起きる枝変わり、と同じことではないか、ということなのです。果樹では、良い変化を利用するのですが、この変化は無目的で、よいものもあれば、悪いものもあるのです。私がストレリチアに見たのは、悪い方の変化だったのかもしれません。
ストレリチアは開発途上ですから、まだ、原因が突き止められていません。私としては、この生命力の低下した子様は、DNAが、すでに親株そっくりではなく、一部分、変化したのではないか、と思っています。だからといって、対策は今のところ、何もありません。

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