ストレリチア大型の有茎種は体全体が葉で出来ているといえるほど葉が大きいです。これだけ広い面積の葉の光合成で力を付け、繁栄しようとしたのでしょう。でも、それは長くは続きませんでした。アフリカ大陸は長い間、温暖、湿潤で住み易い時代が続きました。ストレリチア大型種が産まれたのは、この時代でしょう。
でも、次にやってきたのは、寒冷、乾燥の時代です。このため、ストレリチアも体を、その気候に合わせればならなくなったのです。それだけではありません。生き方まで変えねばならなくなったのです。温暖な時代のストレリチアは大きな葉で盛んに光合成で養分を作り、盛んに繁殖し、勢力を広げることが出来たのです。ところが、乾燥化した環境では、そんな贅沢は出来なくなってしまったのです。特にジャンセアが産まれたのは、もっと厳しい時代となり、生きられる土地を必死に探さなくればならなくなったのです。こうなると、繁殖して勢力を広げるより、自分自身の生存を優先しなければならなくなりました。
現在のストレリチアは、この状況にあると見ています。つまり、余り、殖えなくても良いのです。それよりは自分が健全にいきなければならないのです。これが他の一般の植物と違うところです。ここを間違えるとストレリチアと人の望みが合わなくなってしまいます。彼らは欲張って生きようとしているわけではないのです。これが理解できれば共に生きてゆくことができるのではないでしょうか。

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