ストレリチア大型種は、わが日本では利用価値は低いといえます。それは大きくなりすぎて室内には収容できず、野外に植えなければならないのに、無茎種のレギーネやジャンセアより寒さに弱いので使えないのです。レギーネと同居することはあっても、本拠の自生地は、もう少し暖かい地域なのです。
南アフリカでは、インスタントな庭園づくりに適しています、とのふれこみで、各所にニコライが植えられています。それも暖かい東ケープ州に限られますけれど。アメリカでも、ロサンゼルス空港の植え込みは見事です。
皆、ニコライです。コウダータは少なく、珍しいだけでなく、やや斜めに育つので使いにくいのかも知れません。アルバに至っては植えられたのを見たことがありません。高く直立して、ココヤシのような姿になるので使い難いのかも知れません。子株が出ないこともないでしょうが少ないようです。高く伸びすぎて風で折られたのを見ることもあります。やっぱり、ニコライが使われるのもうなずけます。
我が国では、ストレリチア大型種は利用価値が低いとみてよいでしょう。

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