ストレリチア秘話No.820 ストレリチアの栽培技術の向上にキリはありません

 これは以前からか書きたい思っていたことです。私は、この「秘話』でストレリチアの栽培について、あれ、これ、書いています。それを読んだ読者は、わたしが優れた技術の持ち主のように受け取るかも知れませんが、本人は、そうは思っていません。失敗だらけの半人前の意識が抜けていないのです。

 水のやりかた一つとってもそうです。未だに、「あ!不足だった」は珍しくありません。

『秘話』に書いているのは成功したときの話なのです。「水やり、3年」と、よく書きますが、私は芯から信じていません。あれは表現不足です。3年位で一人前になれるはずがないのです。私のように60年以上もやっていながら、まだ不十分なのですから。3年とは、何とか基礎の段階を過ぎた、と受け取るべきなのです。それぐらいでは半人前以下と呼ぶべきでしょう。

 水やりが、この有様ですから、株分けに至っては、いつも、「ひやひやもの」で、自信など在るわけが在りません。ただ、少しだけ気楽なのは、回数が多かったことの「なれ」だけです。

 初心者の皆さん、安心して下さい。古株が、こんなていたらくなのですから。もし、十分にやれるという自信家がいたら、それは天狗になっただけと思えばよいのです。

 

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