前章の続きです。充実の度合いの判定は難しいことではありません。慣れることが第一ですから。この差は種による違いもあるようです。レギーネよりはジャンセア、パービフォリアに強く表われるようです。ジャンセアはレギーネよりは厳しい環境に移住しなければならなかったので、それに対応できる形質を持たねばならなかったのでしょう。
充実すべき部分は、植物体の大きさ、太さ、堅さ、です。個体はそれぞれに差がありますから、これは必ずしも数字で表せるわけではなく、その固体内の差と考えればよいでしょう。
つまり、在るべき理想の姿が求められるのです。
簡単な表現をするなら、その品種の持つ典型的な姿を体現している、ということになりましょうか。勿論、入手に当っては見比べなければなりませんから、現物を見ないですますことなど有り得ないことです。
このようにストレリチアといえども、トップクラスーともなると厳しい判定にさらされるのです。

コメント